好きを語る

自分の好きを全面に出していきます。あわよくば、見てくれた誰かが興味を持ってくれたらいいなと思います。

虹の「きみ」と「君」は同一人物説を推していく考察

(2020/10/8追記)

定期的に閲覧いただいているようなので、少しだけ編集いたしました。いつもありがとうございます!

 

久しぶりにPopcornの「それはやっぱり君でした」を聴いて

二宮和也の描いた虹とそれ君の世界を見つめ直したくなりました~

ということで、虹の解釈を深めたのでざっと書いていきます!

 

まず、虹という二宮くんのソロ曲は、二宮くんの作詞ということで

基本的には歌詞の意味を聴いた側に委ねるスタイルの二宮くんが

昔少しだけ歌詞について語ったという幾つかの前提を踏まえておきましょう。

 

・虹のテーマは「きみを忘れる旅」

・別れた彼女を忘れるために旅に出る男性が主人公

・実体験と思われるのが嫌で女性目線の歌詞にした

・2012年に歌った「それはやっぱり君でした」は、虹の男性が主人公であり、亡くなった彼女を想う気持ちが歌詞に描かれている

 

この4点を踏まえて考察をしていきます。

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虹の中で一番考察がおちる点といえば、

「きみ」と「君」についてですね。

虹の歌詞をみてみると、ずっと「きみ」と書かれていますが

最後の「今日は私と君が苗字を重ねた日」の部分だけ

「君」と漢字表記になっていることから、

付き合っていた頃を思い返している「きみ」と

この女性と結婚した「君」は別人では?

という解釈が多く見受けられる印象です。

二宮くん本人が「きみを忘れる旅」と言ってるので

そういう解釈になるのも納得なのですが、

私は前々からこの解釈がどうもスッと受け入れられずにいたのです。

ということで、私は「きみ」と「君」は同一人物と考えています。

では、なぜ「きみ」と「君」は書き分けられているのかと。

私の中では、この歌詞に出てくる女性からみた

付き合っている頃の彼である「きみ」と結婚してからの旦那である「君」で書き分けられているのではないかなと思っています。

以下歌詞に沿って私の解釈をなんとなく書いていきます。

 

結婚して何年か経った結婚記念日に彼女は付き合っていた頃の彼との思い出を懐かしみます。

喧嘩してしまった彼と仲直りした思い出。

雨の日にふざけながら一緒に歩いた思い出。

そういった風に過ごす時間が何よりも大切だと。

(「優しくキスしたの」まで)

そして2人は結婚して、我が儘を言い合う仲になりました。

だけど、旦那さんになっても「君」は

素直じゃなくて、「好きだよ」の一言も言ってくれない。

でもたまには聞きたいなと彼女は思っています。

だって、今日は結婚記念日という特別な日なんだから。

(「愛が芽吹いた日」まで)

そんな彼女の気持ちを汲み取っている彼。

彼にとっても特別な日ということに変わりはなくて、

彼女の気持ちに答えてあげたいと思っています。

だけど、恥ずかしくて結局

「虹が綺麗だよ」と言う彼女に

「お前のほうが・・・」と遠回しに言うことしか出来ませんでした。

それでも不意の言葉に照れてしまう彼女。

そんな可愛い彼女に一緒にいてくれてありがとうと思っている彼。

 

といった感じになります。

最後の「虹が綺麗だよ」のくだりは、男性目線という解釈が多いので男性目線に書いていますが、

女性目線だったとしても成立すると思います。

お前のほうがと照れながらいう彼に対して、素直ではないけれど

そう言ってくれる彼に対し「ありがとう」と思っている彼女。

という風に最後はお互いにそう思っているのではないかなと感じます。

 

ここまでで、虹の解釈はひとことで言うと「結婚記念日という特別な日の幸せな一コマ」といった感じです。

しかし、これでは二宮くんの言った「別れた彼女を忘れる」という点が含まれていないように思えますね。

私はこの「別れた」というのを単に交際をやめたという「別れる」というよりも「死別」という意味に捉えました。

この捉え方は、「それはやっぱり君でした」で彼女が亡くなっていることを踏まえてです。

「結婚記念日という特別な日の幸せな一コマ」と書きましたが、

その瞬間の歌ではなく、独りになってしまった彼がそういった「幸せな一コマを共に過ごした彼女」に思いを馳せている歌ではないかと。

男性が主人公なのに女性視点の歌詞であるということに以前から疑問を感じていたのですが

こう考えてみると、一気に男性が主人公になります。

独りで生きていくには彼女のことを忘れなくてはと思っているようなイメージです。

 

そうして、少し受け入れつつ、けどやっぱりまだ彼女がいないことに慣れない彼の生活が「それはやっぱり君でした」の歌詞に繋がるのではないかなと思います。

 

とここまでが私の最新バージョンの考察になります!

「きみ」と「君」が違う人というのも分からなくもないのですが、

「それ君」が発表されてから、その歌詞をみる度

別の人と結婚した彼女が亡くなってからも自分の近くにいるように感じて「頑張れ」なんて言ってるって思ってる元彼ってちょっと気持ち悪いな・・・と思ってしまい()

「きみ」と「君」は同一人物説の切ない2人の恋を推させて頂きます。笑

 

まあ、作詞した本人がこちらに見解を委ねている時点で

解釈は何百通りにもなると思うので

こういう考えもあるんだなと思って自分の解釈を見つけていただければ楽しいだろうなと思います!

久しぶりに虹についていっぱい考えて

今までで一番すっきりできる考察が出来たので私は満足です!!